2021年11月7日に兵庫県芦屋市にて開催された 日仏音楽協会=関西主催「第51回フランス音楽コンクール」(一般財団法人 カンセイ・ド・アシヤ文化財団 後援)。ピアノ部門にて1位入賞をされました、小林 遼(こばやし りょう)さんの受賞コメントです。
◆ 小林 遼(こばやし りょう)
東京音楽大学卒業、同大学院修了
第65回全日本学生音楽コンクール高校生の部東京大会奨励賞
第5回野島稔よこすかピアノコンクール入選
第8回安川加寿子記念コンクール第3位
現在、東京音楽大学声楽伴奏助手を勤める。
【第51回フランス音楽コンクール ピアノ部門:本選演奏曲】
1, Fauré: 3e Barcarolle (フォーレ:舟歌3番)
2, Debussy: Feux d’artifice(ドビュッシー:花火)
3, Dutilleux: Sonata pour piano - troisième mouvement "Choral et variations"
(デュティユー:ピアノのためのソナタ 第3楽章「コラールと変奏」)
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《受賞コメント》
1、今回のコンクールでの自分の演奏をふりかえって および 今回のコンクールに参加しての印象
今回のコンクールは東京からの参加でしたが、 前日の練習を設けていただいたり宿泊費補助をいただけたりと、 遠方からの参加でも受けやすい環境を作っていただけました。
コロナ渦が続くなかでしたが、 換気や消毒など感染症対策も徹底していただき、 安心して演奏することができました。
またコンクール当日も大変良くしていただき、 自分の演奏に集中することができました。
コンクールの曲目は初挑戦のものが多く、 準備に時間をかけ臨みました。 どの曲にも弾きこんでいくうちにどんどん魅了され、 本番ではその魅力を少しでも引き出せるように心がけました。
うまくいかなかった事もありましたが今後のレパートリーとしてい きたい曲ばかりですので、賞をいただいたことを励みに、 より良い演奏ができるようにまた頑張っていきたいと思っておりま す。
2、フランス音楽との出会い(きっかけなど)
幼少期から中学校を卒業するくらいまでの間作曲を習っていたので すが、 当時の作曲の先生がラヴェルの音楽を愛していらっしゃったことは 自分の中で強く残っています。
その影響もあるのかはわかりませんが、 未だに一番好きな作曲家はラヴェルです。
また、室内楽の機会をいただけることも多かったので、 管楽器の伴奏をしていくうちに自然とフランス音楽とふれ合う機会 はさらに増えました。 デュティユーのソナチネがとても好きでしたがソロで弾いたことが ありませんでしたので、是非演奏してみたいと思っておりました。 作曲家選択の自由曲が本選でありましたので、 デュティユーの作品を選びました。
3、演奏家としての今後の抱負
今後も研鑽を積みながら、 伴奏や室内楽を中心に活躍していけたら嬉しいと思っております。
また継続して他のコンクールに出場することも考えており、ソロ、 アンサンブル問わず演奏の機会をできるだけ作っていけたらと思っ ております。
3月にコンサートを控えておりますので、 いらしていただけたらと思います。
2022年3月21日(月・祝)
神山里梨&小林遼 Duo Recital
13時30分開場 14時開演
マリーコンツェルト(東京都板橋区)にて
2022年3月25日(金)
フルートジョイントリサイタル
18時30分開場 19時開演
仙川フィックスホールにて
詳しくはTwitter (@kobaryopiano) までお問い合わせください。
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本選演奏の動画のYoutube掲載は2022年1月を予定しております。