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【第52回フランス音楽コンクール】ピアノ部門1位 入賞コメント

【第52回フランス音楽コンクール】ピアノ部門1位入賞 荻野 瑠菜(はぎの るな) さん
(カンセイ・ド・アシヤ文化財団賞・フランス総領事賞)
ピアノ部門1位萩野瑠菜画像

 

2017年に堀川音楽高等学校入学
第12、13回の選抜ピアノコンサートに出演
第3回ベートーヴェン国際コンクールD部門 第5位
2020年に京都市立芸術大学入学
第35回ピアノフェスティバルに出演
Sardoal Young Talent Award 2021 Honorable mention 受賞

 

1、今回のコンクールでの自分の演奏をふりかえって および 今回のコンクールに参加しての印象

会場自体はコンパクトだけれども響きの豊かなサロンだったのでペダルの加減や音を粒立たせる事に苦労いたしました。課題曲が数曲あり、その中に自由曲も織り交ぜたプログラム構成で演奏させていただきましたが、フランス音楽とは言えど時代の異なる曲をいかに違いを出しつつそれぞれのキャラクターを意識して弾くことができるかがとても大切であると感じます。自分の演奏を振り返って、今後の課題として音色の種類を増やすこと、演奏する会場にあった音選びができる耳を作ることを掲げて日々精進したいと思います。

 

2、フランス音楽との出会い(きっかけなど)

 

私がフランス音楽に触れたきっかけは小学校4年の時にコンサートでドビュッシーの「ピアノのために〜プレリュード〜」を演奏したことです。当時は、それまでよく弾いていたドイツものの音楽とは異なるフランス音楽特有の音の透明感や軽さ、軽いけれども美しく響かせて全体を形作らなければいけないという点が非常に難しかったことを覚えております。

 

3、演奏家としての今後の抱負

 

これからは20世紀半ば以降に活躍した、いわゆる近現代と呼ばれる作曲家達の曲を学んでいきたいです。まだあまり演奏会などでは演奏されていないメジャーでない曲を新たに勉強し、自分の中の音楽観を多様化すると共にレパートリーの幅を広げていくことがこれからの目標です。

 

(※萩野さんの当コンクール本選演奏動画は、ご本人の公開許可がいただけなかったため、当財団公式youtubeチャンネルでの公開はしておりません。あしからずご了承ください)

 

 

 

 

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