こんばんは。代表理事の山田 良です。
9月16日の財団設立記念イベント・コンサートの準備をはじめ、慌ただしい毎日ですが、その間を縫って、遅めの帰省をさせていただきました。
残暑厳しい関西を離れ、晩秋に近い涼しさを堪能できるその地は。
(画像お借りしました)
ええ、北海道です。
え?代表理事、前のブログで「出身地は大阪」という話を書いていませんでしたか?
はい、書いていましたとも。間違いではありません。今回の帰省は、夫の分に同伴、というかたちです。
大阪下町の「じゃりン子チエ」が、北海道出身の殿方と御縁があった、と思ってください。
札幌滞在の後、夫の友人との再会のため、一路、釧路へ。
そこで、今回は素敵な出会いがありました。
こちらです。
(画像お借りしました)
炉ばた しらかば。
炉端焼では、釧路でも老舗の一つです。
こちらのお店は、かねてから尊敬するグラフィックデザイナーにして、現在は居酒屋探訪家としても知られる太田和彦(おおたかずひこ)さんが紹介しておられたこともあり、一度伺いたかったのです。今回、御縁合って、伺うことができました。
決して広くない店内は、心地よい薄暗がり。しゃきっとした佇まいと愛嬌が共存する、素敵なママさんが切り盛りするお店です。
まず、食材の見事なこと。北海道でも滅多に食べられないという、新鮮極まる、ししゃもの一夜干しを雌雄そろえて焼いていただきました。続いて、ほっけ、さんま。さんまはお刺身でもいただきました。最後には、阿寒の蝦夷鹿肉のスペアリブを豪快に炉端焼で。しめには名物「しらかば団子」(かぼちゃ団子)を。まさに「ここでしかいただけない逸品」ぞろいでした。
お料理もさることながら、お酒がまた、銘酒ぞろいで。
「太平洋の海底炭鉱の坑道で貯蔵されたお酒なの。日の光が当たらないところで熟成させるからね、味がまろやか」という説明と共に勧めていただいたのは釧路の地酒「福司」からの「海底力」。「そこぢから」と読ませる純米吟醸酒は、辛口の中にも米の甘さを含んだ逸品でした。
宴半ばにして、「太田和彦さんが紹介していらした、あこがれのお店に来ることができて幸せです」と申し上げたところ、ふとママさんが黙って出してきてくださったものが。
なんと!太田さんご自身がプロデュースされ、近しい方や、ここぞと思われるお店にのみ差し上げたと言われる「レジェンド盃」百名盃!こちらに同じく福司の「海霧」(うみぎり)を、未開封の瓶の封をバチッと切って、なみなみと注いで下さり、「どうぞ」と。
ママさんの粋なお計らいに、心から感謝しつつ、淡麗辛口の美酒を、憧れの人生の大先輩が創られた盃でいただける光栄をしみじみと噛みしめました。
ところで。「代表理事、もしかして、お酒はいける口なのですか?」「はい!日本酒、ワイン、ウィスキー、テキーラからウォッカ、なんでも好きです!」なかでも、特に純米酒は大好きです。美味しい純米酒に出会う度、日本に生まれた幸せを感じます。最近、甘い物を控えていることもあって、なおさら、お酒をギフトとしていただくことがあると大変嬉しいです(笑)。
さて、北の地で英気を養った後は、引き続き、財団の仕事に励みます。まずは9月16日!財団設立記念イベント/コンサート「スギテツ・ミュージック・フルコース!」に、皆さま、どうぞ万障繰り合わせ!お越しくださいませ。