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コンサートレポート:2019/05/16 アマービレフィルハーモニー管弦楽団 コンチェルトシリーズVol.12~遊び転げる音色を~

こんばんは。代表理事の山田です。

後ほど、改めてお知らせをこのホームページでも掲示させていただきますが、5月9日、10日に開催しました〈大人の方のための英語と文化の学びの場〉「良々塾」(よしよしじゅく)のプレ・オープン無料お試しレクチャーが、予想以上の人数の方々にお越しいただき、予定を早めて本開講することになりました。そのため、目下、もうバタバタの毎日です(^^;)。

 

そんな中、5月16日(木)に兵庫県立芸術文化センター小ホールで開催された、「アマービレフィルハーモニー管弦楽団」の演奏会に伺いました。こちらの管弦楽団の演奏を聴くのは、今回が初めて。そして、ヴァイオリニスト横山 亜美さんの演奏を生で聴くのも、今日が初めて。二重の意味で、楽しみにしながら会場へ向かいました。

 

いつもながら、落ち着いた木の空間に高い天井が、演奏を味わうことに集中させてくれるこちらの小ホール。当財団主催の演奏会等でも、使わせていただきたい、と思いながら、いつも予約の争奪戦に敗れております(^^;) 。本当に人気の高い会場です!

 

「コンチェルトシリーズ」の12回目、ということで、今回のテーマは「遊び転げる音色を」。冒頭は、普段あまり聴く機会がない、モーツァルトの〈音楽の冗談〉。

 

指揮者の榎田氏が「変な音が入っていたりして、もしかしてオーケストラが間違って演奏しているのか、と思われるといけないので、あえて事前におことわりしておきますが」とプレトークされたこの曲は、モーツァルトの、他の作品には見られない、ある意味ひねった形での、彼ならではの諧謔のセンスが随所に感じられる面白い作品でした。

 

二曲目は〈アイネ・クライネ・ナハトムジーク〉。堅実な響きのオケが、特に秀逸なパフォーマンスの高まりを見せたのは第4楽章。

 

休憩をはさんで、ソリストの横山 亜美さんの登場です。〈モーツァルトのヴァイオリンコンチェルト第5番〉。ストレートシルエットの赤いイヴニングドレスで、ステージに上がった横山さん。イタリアで長く研鑽を積まれたとお聞きしていたせいでしょうか、どこか日本人離れたした自由さを感じさせる演奏、と感じました。けれども、それ以上に印象的だったのは、軽やかでキラキラした音色。

 

思えば、横山 亜美さんに初めてお目にかかってからまだ日が浅く、彼女のことは何も存じ上げていないといってもくらいなのに(最近、彼女の愛鳥の、モモイロインコのももちゃんの話題で、気さくにチャット状態になってくださったことがあったけれど)、どこか親しみを感じるのは、同じ大阪人だから?かもしれません、今日の彼女の演奏を聴いていて、その音楽の才能はもちろんですが、クラシック音楽に演奏家として関わっていく者としての矜持、お客様としての聴衆、に対する真摯でつつましい姿勢(関西で言う、良い意味での〈腰の低い人やなあ!〉という感じ)、まずは自分が楽しまねば、という「真面目な」陽気さなど、色々なものを感じて、ますます眼が離せなくなりそうです。

 

それにしても、彼女の、この「かろやか、かつ艶やか、クリアな光が乱反射するようなきらめく音色」。魅力的な女性の姿としての彼女を透かして、その向こうに見えてくるのは颯爽とした少年の姿のような気がしてなりません。

 

マスキュリンというのでは、もちろん違う。しかし、完全にフェミニン、というのでも決してない。南欧の碧空の下、日光を浴びて飛び跳ねている、レモン水とジェラートが似合う少年のような、爽やかで、細くしなやかなエネルギーがほとばしるイメージ。

 

そんなヴィジョンを見るような気がするのは、彼女が時にゲーム音楽の再現などでも超絶テクニックを披露するのに興じている、まさに男の子のような一面を、ちらりとネット動画などで見かけたりしたせいでしょうか。いずれにしても、このキラキラした光を放つragazzo violin(ragazzo、というイタリア語を、こんな風に使っていいのかな、ちょっと自信ないまま書いています。元気な少年、のイメージを意図して、敢えて使います)、これから機会あるごとに聴かせていただくのが楽しみです!

 

「アマービレフィルハーモニー管弦楽団」の皆さま、横山 亜美さん、素敵な演奏をありがとうございました!

 

また、お立ち寄りくださいませ。

 

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